職人が握るお得なお寿司のランチセット

お寿司が好きなので、大阪枚方市の『弁慶寿司』に行って来た。
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カウンター席、テーブル席、座敷とあってお寿司屋さんというよりは、寿司居酒屋という雰囲気で、お寿司以外のメニューも豊富で近所にあれば飲みに行きたいのだけれど、少し距離があるのでいつもランチに行く。

ここのランチセット(1000円税別)はおまかせのお寿司10貫にわらびもち、100円プラスでうどんか赤出汁がついてとにかくお得でおいしい。赤出汁は尋常じゃない量(前、飲みきれなかった)で出てくるので、今回はうどんにしてみた。いつも通りネタは新鮮でおいしかった。手巻き寿司もあったりして一貫一貫楽しく食べられる。
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他にも時間限定でちらし寿司(900円税別)や握り8貫赤出汁付きのお得セット(880円税別)があるので機会があれば食べてみたい。

帰りに『トラジャコーヒー』に寄ってアイスコーヒーフロート(グランデ450円税別)を飲んできた。

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コーヒーはもちろん深みのある香りがしておいしかった。アイスもしっかりとしたコーヒー味で甘くなくて食べやすかった。最後に混ざる感じも良かった。

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豆についてお店の方に店名の由来など含めて聞いてみたら、ホットは『トアルコトラジャ(トラジャ地方の豆)』を使い、アイスは『KYE COFFEEアイス用』の豆を使っているようで、「これです!」と豆まで親切に見せていただいた。色んなメニューがあって落ち着けるのでまた行きたい。

最近観たイギリス映画

先日、映画『ミス・シェパードをお手本に』を観てきた。
まず、このタイトルの『お手本に』がどういうお手本になるのか期待して観たのだが、絶対にお手本にしてはいけない『お手本』だった。

主演はハリーポッターシリーズで有名なマギー・スミス。作品としては、『ゴールデン・グローブ賞』、『英国アカデミー賞』にノミネートされいる作品だけれども、映画好きな自分でもたまに合わない作品があるのだが、これがまさにそのような作品だった。気持ちが落ちてしまった。

ネタバレ注意です。
マギー・スミスは名女優らしい(残念ながら私は『ハリー・ポッター』でしか知りません)が、その名女優が車上生活を続けるミステリアスな老婆の役を演じている。これは、原作者で劇作家のアラン・べネットの実話をほぼ実話に描いている作品だ。

べネットがロンドン北部のカムデン・タウンに引っ越すとマギー・スミス演じるミス・シェパードが古い黄色の車で路上で生活しているのに気づく。カムデン・タウンはヴィクトリアン様式の家が立ち並び、べネットのように芸能界で働く人も住む閑静な住宅街だ。そして、人によっては家の前に駐車されることを嫌がる人もいるのだが、露骨に嫌がってはいけないと思い、食べ物など差し入れる。だが、ミス・シェパードは誇り高きレディの様子を伺わせて、施しに対して悪態をつく。そして、小さなトラブルを起こしてはグロスター・クレセント通りのまた次の家の前で車を停める。ついにべネットの家の前にやってくるのだが、そしてこともあろうか、通りではなく家の横のスペースに車を駐車するのはどうかととんでもない提案をしてくる。近所の人が「ミス・シェパードは住み着くつもりだ・・・」と心配する様子はちょっと笑ってしまった。べネットは家族でもないのに家に介護のことで福祉局の人が訪ねてきたり、スペースを汚されたりしてかなり迷惑している気持ちとミス・シェパードがなぜこのような生活をするようになったのか謎を解きたい気持ちにゆれる。その様子をアラン・べネット演じるアレックス・ジェニングスが一人二役で挑むことで表現している。ここは監督のニコラス・ハイトナーの腕を感じた。

作品の最後でミス・シェパードの本名やどうしてこのような生活をするようになり、淑女のような態度をとるのか分かってくる。若き日のミス・シェパードをピアニストのクレア・ハモンドが演じ、BBCコンサートオーケストラと共に収録したショパンのピアノコンチェルト第1番が作品中流れる。クラシックが好きな人にはオススメかもしれない。

バレエボーイズ

映画『バレエボーイズ』を観た。バレエ映画の『リトルダンサー(2000年公開・英)』の大ファンなので、この作品も主役が同じように少年のバレエダンサーで、ドキュメンタリーなのだけれど似たところがあってとてもおもしろかった。元々、バレエは女性がメインの芸術のようなイメージがあるのけれど、実はバレエをテーマにした映画は男性が主役の作品が好みだ。女性が主役の作品だとどうも心情などをドロドロに表現することがあって後味が悪くなりそうなので、極力避けている。

ネタバレ注意です。
この『バレエボーイズ』はノルウェー映画で、ルーカス、シーヴェルト、トルゲールの3人の同じ中学、同じバレエスクールに通う少年を2012年から4年間にわたって撮影している。3人とも地元では有望視されている。日本で言う中学3年の15歳の時に担任教師から進路を聞かれ、それぞれこのままバレエの道に進むのか悩んでいる。海外のコンクールに一緒に挑戦したり、ライバルでありながらよき相談相手でとてもいい関係を築いている。

シーヴェルトは勉強との両立に悩み一度はバレエスクールを辞めてしまうのだけれど、他の2人は本気でショックを受ける。でも、結局、バレエが好きでスクールに戻った時に2人やバレエスクールの生徒が本気で喜んでいる場面は爽やかだった。こういうところが男性が主役の作品の特徴かもしれない。

その後、中学を卒業し、3人とも結局地元の『Khio』というバレエスクールに無事合格する。そして、バレエに対して一番迷いのないルーカスだけが英国ロイヤルバレエ団の公演に招待される。いわゆるアッパースクールへ推薦入学がかかった公演で見事に合格する。『Khio』はダンサーになるかその他の道を進むか選べる学校で男性ダンサーは4人しかいない。それに対して英国ロイヤルバレエスクールはプロ並みの究極の生徒が集まり、バレエにすべてをかける学校だ。今まで同じ夢をもって同じ方向を向いてきた3人だけれども環境が変わり、少しずつ関係が変わってくる。『Khio』に通う2人は英国バレエスクールは伝統に忠実でクローンのようにルーカスがならないか心配するのだけれど、本人は才能ある人と一緒にバレエを踊るのを本当に楽しんでいる。一番厳しい環境にいるルーカスが笑顔で「誰でも夢があるから努力するんだよ」というシーンが一番印象に残った。3人うち誰が成功するかは今のところは分からないけれど、三様に努力しているのが伺える。今後の彼らがすごく気になる。

 

バレエボーイズ [DVD]

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映画『たかが世界の終わり』

今日、映画『たかが世界の終わり』を観てきた。タイトルのインパクトがすごくていったいどんな作品なのか前から気になっていた。監督・脚本は自身も俳優として活躍するグザヴィエ・ドラン。今回は本人は出ていないのだけれど、出演者が全員すごかった。主役のルイを演じるのはギャスパー・ウリエル(ジャン・ピエール・ジュネ監督の『ロング・エンゲージメント』など出演)やフランス映画の方の『美女と野獣』に主演したレア・セドゥが妹のジュサンヌを演じていた。

ネタバレ注意です。

「家族」をテーマにした作品だった。ルイが「ある告白」をする為にわけあって12年全く帰っていなかった実家に帰省する。12年もの間に家族はずいぶんと様子が変わっている。母親は年を取り、妹のジュサンヌは美しく成長し、兄は結婚し会ったことのない義理の姉ができて、姪や甥も生まれている。

家族一教養や才能、収入(劇作家をしている)、そして美貌を持ち、ゲイで自由に生きるルイに兄のアンソワーヌ(ヴァンサン・カッセル)は劣等感のような嫉妬心のようなものを持ち、妹のジュサンヌはそんなルイに憧れを持ち、なぜ少ない言葉しか書かれていない旅先からの絵葉書しか送ってこないのかをつい責めたりする。そこがいじらしい。母親(ナタリー・バイ)もルイが突然帰ってきたことを心から喜ぶが、何か理由があるのだろうと推測するも話を変えて、なかなかルイは告白がなかなかできないでいる。家族はルイを心から愛しているが、今まで家族と疎遠になって他人にようにしてきたことを理解できない。理解できないからこそルイが美しく見えて、距離感が苦しい。この苦しい感情が観客を巻き込みひたすらそれが2時間続く。

作品の最後に食事中にルイが告白をしようとして、家族全員の感情が一気に爆発し修羅場になるのだけれど、その映像が怖いというよりなぜか美しくスタイリッシュだ。ドラン監督の才能を感じた。挿入された音楽ににもこだわりがあるようで、歌詞のすべてに意味を感じた(Camille『Home Is Where It Hurts』/Moby『natural blues』)。過去にアデルのたっての希望で『Hello』のPVの映像も監督したこともあるようだ。すっかり、作品と監督のファンになった。

一番好きなとんかつ屋さん

昨日、久しぶりにとんかつを食べてきた。料理は大好きだが、とんかつはやっぱりお店で食べるのがおいしいと思う。
特に好きなのは『かつくら』だ。京都の人にとってはメジャー過ぎるかもしれないけれど、お店に行くこと自体楽しい。系列店の『リプトン』も店先を通るだけで、おいしそうなケーキがまるでジュエリーのように陳列されていて気持ちが上がる。

今回はその『かつくら』の四条東洞院店に行った。一店舗ずつ内装外観がぜんぜん違うが、ここは町家造りでとても落ち着ける。f:id:mieeechan:20170211143627j:image
期間限定メニューの『菜の花とくわいの湯葉コロッケとヒレかつ膳』(1640円)を食べてみた。

まず、ソース用のごまを擦るのだが、この過程が大好きだ。香りがいいしなにより楽しい(他のお店でもあるかも?)
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『かつくら』に行くのがなぜ好きかというと、メインの料理がおいしいのはもちろんだけど、その他のお吸い物(白味噌)やすっごい細切りのキャベツとそれにかけるゆずドレッシング、自分で擦ったごまにまぜる選べるソース、お茶(こだわった某有名店のほうじ番茶)、お漬け物(かつくら漬け)が全部自分好みだからだ。ご飯もキャベツも絶対おかわりする。f:id:mieeechan:20170211143154j:image


メイン以外の話が長くなったが、ヒレかつはもちろんさくさくで上品な味わいで、菜の花とくわいの湯葉コロッケも初めて食べたけれどクリーミーで添えたゆずソースによく合っていてとてもおいしかった。

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帰りに気になっていた『生きている珈琲』(四条)という喫茶店に入った。値段はちょっと高めに感じたけど、こんなものなのかなぁ。

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とりあえず、初心者向けの『ブレンド・赤・こってり』にしてみた。まるでラーメンのメニューのようだと思ったけれど、そんなにこってり感はなくブラックで飲んだ方が香りが楽しめるかなぁと感じた。もちろんおいしかった。f:id:mieeechan:20170211143547j:image

ちなみに一番高そうなメニューはコピルアック(ジャコウネココーヒー)1杯1800円(税抜)だった。お財布に余裕のある方は是非!

映画『マギーズ・プラン』

今日、映画『マギーズ・プラン』を観てきた。出演はグレタ・カーウィグ、イーサン・ホークジュリアン・ムーアなど素敵な俳優さんばかりだった。監督はジョー・スワングバーグ(低予算でもごもご話す会話劇のマンブルコアと呼ばれるマンブル派)で、舞台がニューヨークである単なるニューヨーク映画ではなくウディ・アレンを代表するようなニューヨーク派とよばれるような作品だった。女優さんの衣装もおしゃれでリノベーションしたような部屋のインテリアもとても参考になった。

ネタバレ注意です。
内容はざっくりと言えば、不倫がテーマになっていた。グレタ演じるマギーは30代の大学職員でパートナーはいないが、子供が欲しいので、大学の同級生から精子の提供してもらい人工授精をしようとするが、同時期に職場の人類学者のジョン(イーサン・ホーク)のことが好きになってしまう。既婚者であるジョンは妻の大学教授のキャリアウーマンのジョーゼット(ジュリアン・ムーア)との間に2人の子供がいるが自分よりも社会的に認められていて家庭より仕事を大切にしている妻とうまくいっていない。離婚を考えている時にマギーに出会い好きになって、人工授精ではなく自分の子供を産んで欲しいと告白し、マギーは結果的にジョーゼットからジョン奪ってしまう。

ここまでだとよくあるどろどろした不倫劇だが、マギーもジョーゼットも女性からみると全然憎めないキャラで実にあっさり話は進む。マギーは自分とジョンの子供を産み、さらに前妻の子供二人の世話もしっかりして、仕事も続け、ジョンの小説家になる夢を応援して家計まで支える。ジョーゼットも略奪された方なのだが、子供の世話をしてくれているマギーに感謝して、あいかわらずバリバリ仕事をしている。そして、会って話してみて、お互い、憎み合うどころか魅力的な人だと思ってしまう。そして、マギーはジョンに愛情が感じられなくなってきていることに気づき、できればジョーゼットとジョンが元の関係に戻って欲しいと思うようになる。というような話だった。

前半ではジョンはとにかくイケメンで一流の学者でかっこいいイーサンのイメージにぴったりだと思うのだが、後半になると急に何とも情けない、甘えん坊のダメ男に変化する。そして自立した二人の女性の人間性の良さかっこ良さが前面に出てくる。

人工授精が思いの外カジュアルに描かれていたりびっくりするところもあったが、大半は恋愛とは結婚とは何?という共感できる中身で、とてもおもしろかった。自分的にはイーサンの出演作で『大いなる遺産』が一番好きだったけどこの作品も同じぐらい良かった。

ジヌよさらば

映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』(2015公開)を観た。監督・脚本は松尾スズキさん。出演は松田龍平さん、阿部サダヲさん、二階堂ふみさん、松たか子さん、西田俊行さんなど好きな俳優など好きな俳優さんばかりで、とてもおもしろかった。
原作はいがらしみきおさんのコミックのようなのでまた読みたいと思う。

ネタバレ注意です。

「ジヌ」とは「銭」のことだ。松田龍平さん演じるタケが前職である銀行の融資担当をやって、お金で不幸になる人を見すぎてお金アレルギーになり、お金を1円も使わない為に東京から東北地方のかむろば村(高齢化率40%、人口494人、65歳以上198人、限界集落寸前の村という設定)へ移住する話だった。

かむろば村(どこ?)にはもちろん行ったことはないが、何かみたことがあるような景色がいっぱいあって、人ごとに思えず笑ってしまう場面が何カ所もあった。

まず、1円も使いたくない為に、携帯、電気、水道、ガスを引かないつもりでヒートテックで冬の夜を乗り切ると言い出して、阿部サダヲさん演じる村長の与三郎に「東北の冬をなめんな。死ぬぞ!」と初日に叱られたり、農業をする為に来て長靴なしで田植えに臨むと言い張って、「ばかにしてるの?」とモロ師岡さん演じる指導係のみょんつぁんに言われたりするところが、大げさには描かれてはいるが都会の人らしい世間知らずな感じが笑わずにはいられない。

また、村民が個性の強い人ばかりだが、思ったよりドライで上手な距離感でよそもので変わったタケに親切にしているところがタケよりよっぽど都会的で微笑ましい。

お金アレルギーになって、「何も買わない、何も売らない、ただ生きていく」と行っていたタケだが、結局、公用車のバスで事故を起こして、全財産の600万を村の為に使うことになるのだけど、そのお金を何度も失神しながら銀行で下ろす場面が一番おかしかった。

劇中至る所に細かい笑いが隠れている。劇団大人計画が好きな人は絶対オススメだと思ったが、ファンの人はとっくに観てるかなぁ。私はなぜ観てなかったのだろう。