あまくない砂糖の話

映画『あまくない砂糖の話』を観た。なぜ、この映画に興味を持ったかといえば、もうすぐ健康診断を受けるからだ。毎年、少し不安だ。

オーストラリアの映画で基本的にドキュメンタリーなのだが、カラフルな色彩で撮られていて、ミュージカル的な要素もありバズ・ラーマン監督の『ムーラン・ルージュ』や『ロミオとジュリエット』を思い出した。
オーストラリアの映画は大体こんな感じなのだろうか?

ネタバレ注意です。

監督で主演のデイモン・ガモーが体を張って、オーストラリアで一般成人が摂取する一日スプーン40杯の砂糖を60日間摂取し続けると人体はどう変化するのかを医師や科学者と一緒に調査する(それまでデイモンは意識して糖質を取っていない)。教育番組のようなコンセプトでおもしろくなさそうに思えるが、実験しはじめてすぐデイモンの体調に変化が出て、あっという間に話に引き込まれる。体重も一週間で3キロ増え、内蔵脂肪のせいでお腹が出てしまい、俳優として大丈夫なのか本気で心配になった。実験だけでは終わらない。旅にも出る。まずオーストラリア国内のアボリジニが住む地域に行き自給自足から加工食品に食生活が変化すると共に過度の糖質摂取により心臓病や糖尿病が増えて、その状況を改善する為に発足した団体やアメリカの清涼飲料水によって虫歯が圧倒的に多くなった州へ出向き虫歯と戦う歯科医師を取材していた。

「ある飲料水にはカフェインと至福点と言われる一番人間がおいしいと感じる量の砂糖が入っていて、健康よりも利益優先の生産がされている」と関係者がこの作品の中で語っていて、私はちょうど観ながら甘いチューハイを飲んでいて、怖くなって途中で止めてしまった。糖質とアルコールなんて最悪の組み合わせだ。アボリジニのある地域ではアルコール禁止の区域で、ある炭酸水があまりにも流行った為に糖尿病などの成人病が多くなったらしいので、今日は私の方がもっと恐ろしい物を飲んでいる。

映画の最後でデイモンが健康診断を受けて砂糖の恐ろしさをさらに知ることなるのだが、体よりも精神的に躁鬱になったり元の生活に戻す為に砂糖を絶つことがきついと言っていたのが印象的だった。

今日、実は好きなカップケーキ(シュハリドルチェ/デミタスカップケーキ)を買って食べたばかりなのでものすごい罪悪感でいっぱいになっている。ダイエットや健康を気にする人にはおすすめの作品だ。

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