恋に落ちる確率

最近、恋愛について考える機会があったので、映画『恋に落ちる確率』を観た。急に観たくなった。
2003年に公開されたデンマークの映画だが今観ても古さはまったく感じない。むしろ新しい感じがする。いい映画はだいたいそうだ。

ネタバレ注意です。

タイトル通り、ラブストーリーだ。登場人物は極端に少なくて、主に出てくるのは4人。美しい人妻アイメとその夫アウグスト、写真家のアレックスとそのかわいい恋人シモーネの四角関係を描いている。

その情景が何とも近未来的(新しく感じる所以か?)で美しい。色彩が独特で高級ブランド(シャネルやディオールなど)のCMが2時間ひたすら続くような感じだ。特に美しいと感じたのはアイメとアレックスが出会う地下鉄のホームのシーンだ。アイメに一目惚れしてカメラを向け、恋人であるシモーネが側にいるにもかかわらず、心惹かれ追いかけて電車を途中下車するところが一番好きだ。

そして登場人物全員の会話が不思議で話の裏を常に考えてしまい、ストーリーにどんどん引き込まれる。アウグストの出張についてきたアイメとその宿泊先の近くに住むアレックスとシモーネの話なので、アイメとアレックスが密会する時にアウグストがニアミスしたりドキドキするのだけど品のない修羅場のようなシーンはまったく出てこない。嫉妬心や孤独感、猜疑心がとにかく美しく見えるのが不思議だ。監督であるクリストファー・ボーの才能だと思う。
アイメを好きになったことでアレックスは身の回りはどんどん変化していくのだけれど、これは絶対作品を観て欲しいのであまりここでは語りたくない。

人を好きになる確率は一体どのぐらいなのだろう。作品の最後できっと考えることになると思う。

 

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