大人の恋愛映画

映画『素敵なウソの恋まじない(2015公開)』を観た。イギリス映画で出演者がとても豪華だった。主演はダスティ・ホフマンとジュディ・デンチでコメディなのだけれどこんなにベテランが力を入れた作品は初めて観た。特に面白がらせるようなセリフは出てこないのだけれど、演技のうまさと脚本の良さで真面目なセリフでめちゃくちゃ笑ってしまった。原作は児童向けの小説『ことっとスタート』らしいのでまた見つけて読んでみようと思う。

ネタバレ注意です。

斬新な作品だった。ダスティ・ホフマン演じるホッピーが同じアパートメントの一つ下の階に住むジュディ・デンチ演じるシルバーに恋をするところから始まる。かなり大人の恋愛映画だ。わき役では同じアパートメントに住むプリングルがよく登場する。そしてプリングルもシルバーのことが気になっていて恋のライバルだ。プリングルの尋常じゃないほどのうっとうしい演技は注目したい。ほんとに面白かった。

そしてもう一人ライバルが現れる。シルバーがアルフィーというカメを飼い始めてことがややこしくなる。とにかくかわいがるのでホッピーは少しヤキモチを焼いたりしてかわいい。シルバーがアルフィーがなかなか大きくならないことに悩んでいて、それを解決し恋をも叶える一石二鳥の方法を考えるのだけど、これがばかばかしい。でもピュアでなんだか応援したくなるので不思議だ。

ホッピーは人が良くてシャイで間が悪いので、なかなか恋の進展はないのだけれど、作品の最後で振られそうになり「愛されないからといって愛することを止めるなんて無理」といってシルバーに花の植木鉢をそっとプレゼントするシーンが地味なのだけれど一番好きだった。

児童文学を超大物が演じるとこんな仕上がりになるのか!という驚きもあって色んな意味で楽しめると思う。(爬虫類が苦手な人でも比較的大丈夫だと思う。私は大丈夫でした。)