人生は狂詩曲

映画『人生は狂詩曲(2014公開)』を観た。ベルギー映画だ。特に意識してはいないのだけど、気がつけばベルギー映画を観ているような気がする。外れなく面白かった。コメディというくくりにされているので、笑えるのは約束できるが、ミュージカル映画でもあるので曲が全部いい。

ネタバレ注意です。
話のあらすじはある楽団のオーケストラ欧州大会出場予選から決勝までの4ヶ月間を描いた話だった。
予選大会でベルギーでは2つの楽団が同点になり決勝大会に進むがことになる。フラマン地方のサン・セシリアとワロン地方のヴェルモント村のアンナバンが偶然同点になったからだ。その大会中にサン・セシリアのソリストのウィリーが死んでしまい、楽団がうまく回らなくなる。

楽団の指揮者を父にもつエルケがソリストの引き抜きを提案するから話はややこしい方向に向かって行く。お互い、サン・セシリアとアンナバンはフラマン人!、ワロン人!と呼びライバル心むき出しにしている姿もコミカルに表現されていて笑ってしまった。
目をつけたのライバルのワロン地方のアンナバンのソリストのユーグだった。トランペット奏者として一流の腕をもち、作曲にも携わる男だ。しかし、指揮者の兄と意見が合わないところがあり、その弱みにつけ込まれて簡単に引き抜かれてしまう。そこからはユーグが女性にモテるタイプだったり、エルケが楽団のスポンサーである婚約者のことでマリッジブルーになったり、決勝戦当日も事件が起こり最後まで飽きさせない作りになっている。

オーケストラの存続の危機に陥いることにより、人間の本質のようなものを見るのだけれど、ミュージカルなのでそれをすべて明るい音楽で表現して余計に悲しくなるという矛盾した感じが何かとても良かった。
監督はフィンセント・バルで過去に『ネコのミヌース(2004公開)』『ジグザグキッドの不思議な旅』などあるようなので探して観てみたいと思う。