家族愛・友情がテーマの映画

映画『ヒップスター(2016公開)』を観た。アメリカのインディー映画界で有名な『ショートターム』のデスティン・ダニエル・クレットンが監督だ。この作品が大好きなので、かなり期待して観たけれど、期待はずれにならない作品で感動した。

ネタバレ注意です。

都会とはいえないサンディエゴが舞台だ。主役であるブルック・ハイドがインディー業界で活躍するシンガーソングライターなので、作品中にいい曲がたくさん流れる音楽映画だった。ブルックがサンディエゴではカリスマなので取り巻きもいて外に出れば声もかけられるし、親友で彼の一番のファンであるクラークがマネージャーのように彼を支えて応援している。でもブルックは他から才能を認められても自分を認められない。褒めてくれる人に嫌な態度をとってしまう。クラークのすすめで地元のラジオ番組に出演するのだけれども、その時にもろに態度が悪くなってしまい番組をぶち壊してしまう。ネットで話題になったアルバム中の曲『ケイナンズ』がかかる時には追い出されてその場にいない。地元のオハイオのことを話したり三人の妹(メリリー、ジョイ、スプリング)のことを話す時は懐かしそうな顔をするのだけれど、母親のことを聞かれるとなぜか激怒する。話が進んでいくとなぜサンディエゴに来たのかとか、自分の才能を認められないのかが徐々に分かって来る。

家族関係の謎と同時進行でクラークとの友情も描かれている。思いっきりケンカするシーンがあって心が苦しくなった。友情というか人間関係の悩みかも知れない。ブルックとクラークの間に第三者が絡んで友情にひびが入るのでいたたまれない気持ちになる。

作品の最初と最後にブルックのライヴを見ることができる。その時流れる曲がすごくいいので是非映画で聴いて欲しい。
家族の愛や友情を感じて人に優しくなれるような作品だと思う。

 

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