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映画『ぼくとアールと彼女のさよなら(2015公開)』を観た。さわやかでありながら適度に笑えるところもあって何ともいえないような良さがある作品だった。何ともいえない理由は主役のグレッグが高校生で、はたから見れば一番楽しそうと思えるのに、いまいち学生生活を楽しんでないことと、タイトルにある「彼女」との出会いかたがあまりよくないことと、「アール」は友達なのに友達と呼んでないことがどうもひっかかったからだ。そこにテーマがあるので仕方ない。

ネタバレ注意です。

グレッグは高校でなるべく人とのかかわり合いをさけ、目立たないようにして問題のある生徒から絡まれないようにしている。そして、美人もさけている。なぜなら平然と気持ちを踏みにじられるからだ。そのやりとりがコミカルに描かれている。そして学内で唯一信じられる教師と幼なじみのアールにだけ心を開き、アールと映画の制作をしている。この映画がすごくかわいい。数々の有名な作品のパロディを作っているので映画好きの人はクスッとくるかもしれない。

ある日、同じ学校で友人とは言い難い母親繋がりのレイチェルのお見舞いに行くことになる。白血病になってしまったから家に行って励ましてあげてと母親から言われるのだ。今まで仲良くしてないのでお互い気まずい。最初のきっかけがそんな感じだから「絶望的な友情1日目」と表現するのだけど、それが100日とか越えてくると最初の雰囲気はなくなりお互いに悩みを話すような大切な存在になってくる。その場面全部がきれいだしシャレもきいててなんともいい。

レイチェルを演じたオリヴィア・クックがかわいくて印象に残った。もちろんグレッグを演じたトーマス・マンもよかった。役どころには少し感情移入してしまった。映画の中で映画を観て、その製作風景まで見れるような凝った作りになっていて見所はたくさんあると思う。是非、この作品を観て学生時代を思い出して欲しい。