5to7

映画『5時から7時の恋人カンケイ(2016公開)』を観た。出演はロシア出身のアントン・イェルチンとフランス出身のベレニス・マーロウでこの二人が恋人を演じる。舞台はNYマンハッタンでとても都会的だ。

ネタバレ注意です。

アントンが演じるのは若手の小説家のブライアンでベレニスはNYに住むパリジェンヌで外交官の夫と二人のかわいい子供持つセレブな人妻のアリエルという役を演じている。ざっくり言うと不倫を描いた映画だ。しかしドロドロしたところはまったくなくて不思議なラブストーリーだった。ブライアンが街でアリエルに一目惚れしてしまい話は始まる。いかにも外国から来ましたとういう見た目とフランス訛りに惹かれてしまいデートを約束する。「5時から7時までなら時間があるよ」と時間指定される。「5to7」がフランスでは不倫を意味することに気づかずに約束してしまい交際は断ろうとするが、「信頼の始まりだったのに」といまいち意味が分からないこと言われて結局付き合ってしまう。

基本的に会うのは高級ホテルの一室でルールは「5to7」だけで自由だ。これが不思議に感じる一番の理由で、アリエルの夫に街で急に話しかけられてホームパーティに呼ばれたり、二人の子供(マークとエロディでブライアンにすごく懐いてしまう)やセレブな友人たち、そして夫の愛人のジェーン(出版社の編集者)までいたりととにかくフランクでオープンで意味が分からなかった。同じ立場のジェーンにこの関係について疑問に思わないのかと尋ねるほど最初はブライアンは不安になる(ジェーンには「フルスイングしろ」と励まされたりする)のだけれど、知り合いになる人は指揮者(マエストロ)など著名人だし考えてみればジェーンも出版関係の仕事をしているので悪いことばかりではないので、奇妙な家族付き合いを続けてしまう。

そして運も巡ってきてブライアンの小説が新人賞と賞金6000ドルを獲得、そしてジェーンの上司にも紹介されて連載の仕事も入ってきたりして生活が変わっていくが心はなぜか満たされない。ここから少しずつアリエルとの関係が変わっていく。個人的にはジェーン役のオリビア・サールビーがかわいくていいと思った(ブライアンの本が店頭に並ぶのを自分のことのように喜ぶ場面がキュート)。なぜアリエルがフランクに不倫関係をするのかとか数年後の様子まで細かく描かれているのでそこは是非作品で観ていただきたい。

 

5時から7時の恋人カンケイ [DVD]

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