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ガール・オン・ザ・トレイン

映画『ガール・オン・ザ・トレイン(2016公開)』を観た。原作はポーラ・ホーキンスの同名小説でかなりこの映画がおもしろかったので読んでみたいと思った。主演はイギリス出身のエミリー・ブラント(『プラダを着た悪魔』etc)だった。他にもたくさん女優さんが出ている。アメリカの映画で舞台はNY郊外の住宅地だった。

ネタバレ注意です。
三人の女性の訳ありな生活を描いたスリラー映画だ。女性の深層心理を描いていると聞くだけで怖いと思うけれど、タイトルに『トレイン』とあるように電車に主人公が乗っていてある風景を毎日見てそして異変に気づくところから事件に巻き込まれていくという設定がおもしろい。自分も電車に乗るとついつい風景にみとれてしまうことがあるのでこれはありえると思った。

三人の女性が主に登場し、主人公のレイチェルがNYまで通う電車の中でいつも確認する家が2軒ある。一つは自分が理想とする夫婦が住んでいる家でそこにはメガンという女性が住んでいる。このメガンを演じるヘイリー・ベネット(『ラブソングができるまで』『マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと』)が美人でセクシー過ぎて一番目立っていた。そしてそのメガンはスコットという夫がいる。そしてもう一軒はアナが住む家で実はその家はレイチェルの元の家だ。なぜかというとアナの夫はレイチェルの元夫だからだ。自分だったら毎日、電車でその風景を見るのはキツイと感じたけれど、絶対その電車に乗らないといけないとなるとやっぱり見てしまうのだろうか?

レイチェルはアナに夫を略奪されたという気持ちがあり未練が残っていて、しかもアル中でどんどんひどくなっていく。記憶がなくなるほど飲んでしまう。そしてその空白の記憶によってとんでもないことになってしまう。理想と思っていたメガンのある光景を電車の中で見てしまい裏切られたと思って電車を降りる。そしてアナへの怒りなどがゴチャゴチャになって偶然アナに会い罵声を浴びせたのだけれど、次に気が付くと自宅アパートにいてしかもあざだらけで頭から出血している。すると自宅に刑事が事情聴取に来てメガンが行方不明になったことを聞く。自分が血だらけになった日とたまたま同日だったので疑われ、まったく記憶がない自分がこわいと思い、断酒を始める。そこから4ヶ月さかのぼりレイチェルの記憶を辿ることでストーリーが展開する。同じように記憶をたどる映画の『メメント』にヒッチコックの『裏窓』をプラスしたような(といってしまうと想像出来過ぎて迷惑かもしれないが)見応え十分な作品だと思う。