ノックアウト

映画『ノックアウト/626Evolution(2016年公開)』を観た。アメリカの映画でSFだった。監督はジョン・ライドで過去に『サバイバー』『オゾンビ』などの作品があるようだけれど観たことはない。この作品で初めて知った。ふつうSFと言えば見るからに製作費に何十億とかかけてそうな作品が多いような気がするのだけれど、これはその常識を変えるかもしれない。なんていうか自主制作感が否めない。絶対製作費かけてないだろう、ブレアウィッチか!と言いたくなるような雰囲気でそれが逆に新しい。もちろんそんな感じでストーリーが進行するので、出演の俳優さんは全然知らないし、主な登場人物は極めて少ない。

ネタバレ注意です。
主役は二人の女性だった。10代の悩める少女のハーディスと病院から逃げだした20代ぐらいの美しい女性サラを中心に話は描かれている。この二人の共通点は何者かにいつも監視追跡されていることだ。ハーディスは両親を知らない里子で養父がいるが虐待にあっている。学校でもいじめにあっていて悩みが耐えない。そしていつも監視している謎の組織からは『449』と呼ばれている。ちなみにもう一人の女性サラは『626』と呼ばれていてこれが原題の『626Evolution』の由来かなと思う。

サラは記憶喪失で病院から逃げ出すが、直後にフランス語を話す組織に拉致されて命をねらわれる。そしてねらわれる理由がわからない。
二人のもう一つの共通点は特殊能力を持っているところで、ハーディスは自分を虐待する養父から能力を使って逃げ、姉を探しに行く。サラもまた能力を使いあっという間に組織から逃げることに成功し警察に保護される。しかし、そこに自分を迎えに来た人物(恋人と名乗るクリスという男)のことがどうしても思い出せない。
そこから二人の自分探しの旅(そんな甘いものではないが)が始まるのだけれど、SFなので能力を使ってのアクションがたくさんあるので、そこも見所の一つになっていてすごくおもしろい。最後まで何者か分からないのでハラハラしながら楽しめた。新しい感じのSFを見つけてうれしい。

 

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