久々に観たホラー映画

映画『PET/ 檻の中の乙女(2017公開)』を観た。アニメーション映画『ペット』とは違う。ホラー映画の方で、しばらくホラーを観てなかったので相当怖く感じた。アメリカとスペインの合作映画だった。監督はカルロス・トレンスで海外ドラマ『ロスト』のドミニク・モナハンとケリー・マーティン・ワグナーがダブル主演だった。

ネタバレ注意です。

スリラー映画の要素が強いホラー映画といった感じだった。ストーリーも単純だけど主役二人の精神状態が理解できなくて観客が苦しむという複雑さがあって、ちょっと矛盾している。
ドミニク・モナハンが演じたのはセスで、動物保護センター(日本でいう保健所のようなところ)で働く男の役だった。引き取り手のない動物の世話から処分までまかされていて、その仕事のシーンだけですでに泣きそうになった。自分に自信がなくどこか孤独だ。『ロスト』では麻薬におぼれ苦しむロックスターの役を演じていて陰がある役を演じるのが上手い。そして、そのセスが恋をするのが高校の同級生のホリー・ガーリング(ケリー・マーティン・ワグナー)なのだけれど、ホリーは全然覚えていなくて完全に片思いだ。

セスは自信がない反動か自分の存在意義のようなものをすごく重視する。とにかく自分をホリーに知ってもらいたくてストーカーになってしまう。そして行きすぎた行動に出る。ホリーを監禁することにする。しかも場所がすぐ見つかりそうなところで、色んな意味で理解できない。この辺までは「セスは何をやってるんだ!」と思ってしまう。『ロスト』のチャーリーの役が好きだったのでギャップに驚いた。

そして監禁後今度はホリーの様子がおかしくなる。とにかく秘密が多い女性なのだ。監禁されるまでは飲食店のウェイトレスの仕事の傍ら小説を書いているのだけど謎が多い。「結末は言わないで下さい」系の作品なのであまり紹介できないけれど、監禁された方とした方の駆け引きがおもしろい。が、そこにホラーの要素を入れてくるのでかなり目を細めて見た。普段ゾンビ系は大丈夫なのだけれど、これは怖かった。十分気を付けて観てほしい。