アイアムアヒーロー

映画『アイアムアヒーロー(2015公開)』を観た。日本のゾンビ映画ということでどんなものかすごく気になっていた。監督は佐藤信介さんで『図書館戦争』『万能鑑定士Q』を観たことがある。TVドラマの『ラッキーセブン』もおもしろかった。この作品ではブリュッセル国際ファンタスティック映画祭の映画祭最高賞を受賞している。
主な出演者は大泉洋さん長澤まさみさん有村架純さんなどで他にも人気俳優さんが多数出演していた。

ネタバレ注意です。

海外のゾンビ映画に比べると登場人物のキャラクター設定がしっかりしていて、出番後すぐゾンビになってしまう人の性格も短時間で分かるようになっていたところがきめ細やかでいいと思った。
大泉洋さんが演じたのは漫画家のアシスタントをしている鈴木英雄で、名前負けしていてなかなか才能に芽がでない。同居している彼女にも追い出されてしまう。そのころ謎のウィルスが蔓延して英雄の職場もそのウィルスに感染してしまう。そして東京全土にも広がっていて、逃げる途中で有村架純が演じる高校生の早狩比呂美に出会い行動をともにする。そしてネットで富士山に登れば感染しないという情報を見つけ山梨へ行く。しかし比呂美はすでに感染していることが発覚する。赤ちゃんに噛まれて感染するも発症まではしてないような複雑な体になってしまう。そして、この映画の主な舞台である富士山のちかくのアウトレットで生存者に出会う。そして仲間に迎えられるが裏がある。そこで長澤まさみさんが演じる藪に出会う。

この作品のおもしろさは、『アイアムアヒーロー』のタイトルのようになかなか英雄がなれないところにあると思う。唯一の特技の射撃(免許を持っている)の腕をなかなか発揮できない。とても人間らしくて優しいのでなかなか銃(散弾銃/新SKB MJ-7)を使わない。そして追いつめられたときに実力を全部使う瞬間がある。それまで観客も含め、周囲の人間は本当の英雄が分からない。その役を演じた大泉さんのいいところが全部出ていたと思う。

原作は花沢健吾さんの同名のコミックで22巻あるので、映画は多分そのごく一部を描いているのだと思うけれど、すごくおもしろかった。続きが気になるので原作も読んでみたい。ドラマの方も観ていないのでまた機会があれば探してみようと思う。