イーグル・ジャンプ

映画『イーグル・ジャンプ(2016公開)』を観た。アメリカ、ドイツ、イギリスの共同製作の映画だった。監督はデクスター・フレッチャーで、主役はタロン・エジャトンという俳優さんが演じていた。他『ウルヴァリン』の最新作『ローガン』が現在公開中のヒュー・ジャックマンやベテラン名優クリストファー・ウォーケンが出演していた。

この『イーグル・ジャンプ』は1988年カルガリーオリンピックのスキージャンプにイギリス代表として出演した、エディ・エドワーズの大会出場までの実話を元にした作品だった。エディ・エドワーズはイギリスで初めてスキージャンプに出場した選手というのもこの映画を通して知ったぐらいで、スポーツでも冬の競技にはあまり私はなじみがないのですごくおもしろかった。

ネタバレ注意です。

エディは子供の頃、膝が悪くて1年間入院生活をしていた。スポーツは止められていて、代わりに読書を薦められ読んだ本『栄光の瞬間(とき)』に影響を受けオリンピックに行くことが夢になる。膝が完治していろいろ挑戦する。頑張った結果、22才の時にスキー滑降の選手としてギリギリで代表から落選してしまう。落ち込み、実家の左官業を手伝うがなかなか夢をあきらめきれない。ある日、ジャンプ競技に興味を持ち、イギリスには代表選手がいないことを知る。これなら自分でも出場できると思い、単身ドイツのガルミッシュで欧州の強化合宿が行われていることを知り一人で行くのだけれど、それも誰の支えもなく行ったので教えてくれる人もない。ジャンプってよく考えると危ない競技なわけで、着地の方法さえも知らずによく挑戦できるなあと感心するともにこのテディってちょっと変わった人だなぁという印象を持ってしまった(40m、70m、90mと順番に挑戦するシーンは緊張感があった。70mでは歩けなくなる可能性があって90mは登る時に葬式を思い浮かべると表現されるシーンがある)。

そこで、ヒュー・ジャックマンが演じる元アメリカ代表のオリンピック選手の天才ブロンソン・ピアリーに出会いコーチになって欲しいと頼むのだけど、このブロンソンがちょっと訳ありで落ちぶれてたりして、この二人が組むとどんな化学反応が起こるのかと序盤からドキドキしてしまった。クリストファー・ウォーケンが演じたのはブロンソンの代表選手時代のコーチのウォーレン・シャープでほとんど出てこないのだけれど、相変わらず存在感がすごくてずっと側にいるような気がするから不思議だ。

1988年のカルガリーオリンピックを題材にした映画ではジャマイカの選手がボブスレーに出場する話の『クール・ランニング』がすぐ浮かぶ。ボブスレーの陰でこんなジャンプの話があったことに気付いてなかったので改めて観てよかったと思った。