メニルモンタン2つの秋と3つの冬

映画『メニルモンタン2つの秋と3つの冬(2016年公開)』を観た。フランス映画でセバスチャン・べべデールが監督をしている。
人気の俳優さんが出演しているようだけれど、意外とフランス映画を観ていないようで、主演のバンサン・マケーニュはなんか観たことあるなぐらいの感じだったけれど、主要な登場人物を演じた俳優さんのインパクトがすごくてこの作品で大分覚えた。
内容は大人のラブストーリーで今まで観た恋愛映画の中ではさほど強烈な内容とは感じなかった。それなのに、登場人物のインパクトがあると感じるるのは、作品の構成が個性的で映画なのに一冊の小説の読み聞かせを聞いているような構成になっていたからだ。

ネタバレ注意です。

1時間半ぐらいのあまり長くない作品をまず一部、二部、エピローグに分けて、さらに一部が
〈2009年秋〉
1アルマン
2アメリ
3何か起きないといけない
4二つの土曜と二つの日曜
5ベンジャマン
6ウジェーマ・グリーン・ジャド・アパトー
7自転車/夜のパリ8シェフと特製ティラミス
9明日まで何も考えない
10二度目の出会いは心臓を一突き
11白い世界(幽体離脱その1)
12アメリ&アルマン13サバイバル番組のチリ人
14バタッ
15垣根の中(幽体離脱その2)
16垣根から出る
17AVC
18サルコジは存在しない
19オルフィ通り
20招待
21シンプリーマーケット
22ディナー
23X
24リュシーからバンジャマンへ
というように2009年秋に起こった、アルマン(美術学校出身の33歳の男性)のアメリ(27歳半の美術ライターに憧れる画廊の勤務の女性)に公園で一目惚れしたことや、アルマンとバンジャマン(美術学校の同級生)との友人関係、アメリとの再会と訳あって幽体離脱をした時の状況と、友人のバンジャマンも偶然幽体離脱したことなどをその章の主役がナレーションをしながらで作品が進行し、ひとりひとりがもの凄く細かく描かれていたのでインパクトがあったと感じたのかもしれない。
第二部は〈2010~2011の冬〉に起こったできごとを20~4章という感じでそしてエピローグ(1年後2012)は3~1章という感じで、時間は進行するのに章はなぜかさかのぼるようにタイトルが付けられていた。この理由を考えるのに多くの時間を使ってしまった。最後まで観たらその理由がなんとなく理解できるのだけれど、21~23章が抜けていることが今もちょっと気になっている。その章を観客が各々自分で描くとすればラストは全然違った印象になるかもしれない。