にがくてあまい

映画『にがくてあまい(2016年公開)』を観た。草野翔吾さんが監督をされている(過去の作品では『ボクが修学旅行に行けなかった理由』など)。川口春奈さんや林遣都さん真剣佑さんやめずらしいところでRIP SLYMEのSUさんが出演していた。さわやかな出演者ばかりで目の保養になりそうと思って観たのだけれど(もちろんなった)、内容はコメディでラブストーリーでちょっとBLな話だった。説明が難しいのだけれど家族愛や友情も感じられてすごく面白くて好きになった。

ネタバレ注意です。

広告代理店で働く江田マキという女性を川口さんが演じていた。職場ではできる女風に自分を飾っているが、私生活では料理もしない、部屋も片付けられないややこしい性格の女性だ。マキでなくても普通にいそうだなと思った。忙しいと私生活がおろそかになるのは仕方がないとちょっと思う。そのマキが一目惚れをする男性が林遣都さんが演じる片山渚でSUさんが演じたヤッさんが経営するバーで偶然出会う。マキは倒れてしまい渚に家まで送り届けてもらうが、私生活が乱れていることを一目惚れした相手に知られてしまうという最悪の事態に陥る。渚は料理上手で朝ご飯までつくってくれていたのだけれど、汚部屋を見られているので不機嫌になり口論になる。しかもその献立が苦手な野菜を使ったミレットスープで食べるのを拒否するのだけれど、試しに一口食べるとすごくおいしく感じられ野菜の印象が変わってしまう。渚に「一物全体(まるごと食べる)。まるごと食べれば苦いものも甘く感じる。」と教えてもらう。それから、訳あって渚と同居することになる。料理は渚が担当してベジタリアンの渚に合わせたメニューを必ず食べること、そして絶対残さず食べることが条件にされる。お弁当まで渚が作ってくれる。観ていてうらやましくなった。林さんが料理上手な男性を演じているのだけれど、包丁さばきが板についていてかっこよかった。

渚と一緒に規則正しく生活をするようになってマキの乱れた生活が正されたり、何より一目惚れした人と一緒に住むことで毎日が新鮮でマキがどんどんかわいい女性になっていく姿を観ているのが楽しかった。もともとかわいい川口さんにこの役がぴったり合っていてよりかわいく見えた。
SUさんの演技も板についていてちょっと笑ってしまった。出演者のキャラクターが全員イメージに合っていたように感じたので、この辺も注目したい。
トーリーが進むにつれてなぜマキが野菜嫌いになったかが分かってくるのだけれど、個人的に映画だけではちょっと気になる箇所があった。作品としてはすごく良かったので、小林ユミオさんの原作のコミックの方も読んでみたいと思う。

 

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