タイムトラベラーの系譜

映画『タイムトラベラーの系譜ルビー・レッド』と続編『タイムトラベラーの系譜サファイア・ブルー』を観た。ドイツの映画で監督はフェリックス・フックシュタイナーで私はこの作品が初めてだった。あまりドイツ映画に詳しくないので出演者の俳優さんも初めて見る人ばかりだった。原作はドイツの作家ケルスティン・ギアのベストセラー小説だが舞台はロンドンのようだった。

ネタバレ注意です。

主にタイムトラベルする話なのでSFだけれど主人公が16歳の女子高生で良家に育っていて好きになる男の子がエリート意識が高かったりするので、アメリカの人気ドラマの『ゴシップガール』のような世間離れした雰囲気があった。歴史的なことも描いていて謎解きミステリー的な要素もあってそこは『ダ・ヴィンチコード』風だった。
主人公のグウェンドリンはモントローズ家という良家にうまれるが見た目や振る舞いが普通で落ちこぼれと言われている。一方グウェンドリンの従姉妹は見た目が美しく特別扱いされていてある組織に所属している。モントローズ家には代々タイムトラベラーの遺伝子を持つ物が生まれる。この家ではそれをエリートと呼ぶらしい。生まれる日でそれが誰かわかるようになっている。その遺伝子を持つものは監視団と呼ばれる組織に所属し、そこでエリートとして様々なタイムトラベルをするための英才教育を受けることができる。しかし、従姉妹にはめまいなどのタイムトラベルがおこる兆候はなかなか訪れず、グウェンドリンにその兆候が起こり遺伝子はグウェンドリンに受け継がれたことが発覚する。そしてこのタイムトラベラーが生まれる家がもう一つあってそれがド・ヴィリエ家で現在はギデオンがこの遺伝子を受け継いでいて、グウェンドリンとギデオンが二人で時空を旅をしてミッションを遂行していく話だった。ギデオンがとんでもないイケメンで従姉妹がギデオンのことを気に入っていたりしてやきもちを焼いたりしてそこがゴシップガールっぽい。

監視団ではタイムトラベラーには宝石の名前をつけていて12人目のグウェンドリンはルビーと名付けられる。ルビーはなぜか特別扱いだ。そしてトラベラーの血液を集めていて12人全員の血が集まれば血の輪が完結し力を持つと言われたりする。また両家のポールとルーシーが恋に落ち駆け落ちした際にタイムマシンを盗んだ過去もある。タイムトラベルした際に監視団の創設者しか読むことができない予言書を探せと言われたり、監視団と対立する同盟からねらわられたりとにかく謎が多い。アクションもあるし、途中誰を信じていいか分からなくなるところがあったりしてサスペンス色も強い。続編『サファイアブルー』の方では創始者の伯爵の自伝について調べるうちにグウェンドリンは自分についてなぜ特別なのか知ることになる。ハリーポッターロードオブザリング同様、この作品もまだ続く。どうやら三部作で次作で完結らしいので続々編も観てみたいと思う。